暖冬とは思えない程寒さが厳しくなって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
東北出身ながら寒さに震えて過ごしている Ownway 金澤です。

時代屋に勤め出してあっという間に2年8ヶ月経ちました。
時が経つ速さに驚いております。

ついに私も念願だったスコットランド研修に行かせて頂きました!
その中でも、スモーキーさが特徴のウィスキーで有名なアイラ島にて「カリラ蒸留所」と「ラガヴーリン蒸留所」の2カ所見学して参りました。

カリラ蒸留所

ウィスキーの名前にもなっているカリーラ海峡に面していて海までの近さに驚きました。
アイラ島周辺の表した模型にプロジェクションマッピングを用いて映像と共にカリラの歴史について紹介して頂きました。英語が苦手でも流れが見えるだけでもとてもわかりやすく学べました。

1989年までは、9割ジョニーウォーカー残り1割は他のブレンデットとしての原酒としてがメインでシングルモルトとしてはボトラーズでの発売のみだったとか。

その後、麦汁を発酵させるマッシュミルタンやポットスチルなどの施設見学させて頂きました。

見学している間ずっと麦と潮の香りがしていてととえも幸せになる空間でした。

袋で空気を持って帰ってくればよかったと後悔しております!

定期的に解体されて新しく組み直される発酵樽ですが、複数ある中タイミング良く組み直される直前の約52年使用された真っ黒に染まった歴史を感じる樽がまだあり、組み直された樽と同時に見ることができました。近いうちに組み直される予定だそうです。

発酵する時間が長くなるにつれ、フレーバーが変化しシリアル感からトロピカルフルーツ感へと変化していくそうです。新しい学びとなりました。

ポットスチルが設置してある建物を出てすぐにジョニーウォーカーのラベルに描かれているシンボルでもあるストライディングマンの銅像が設置してありました。青いジャケットを着たカリラ蒸留所限定のストライディングマンだとか。カリラのフレーバーを担っている海峡の潮風、アイラ島の大地をモチーフとしたデザインが施されていました。なんでもジョニーウォーカーのキーモルト クライヌリッシュ・カーデュ・グレンキンチー・カリラの4種にちなんで各蒸留所にそれぞれ4人の色違いストライディングマンが存在するとのことでした。

いつか、写真フォルダに4人揃えて部屋に写真を飾りたいですね!

見学ツアーの最後に試飲をさせていただいただきました。

中でも衝撃だったのが、ジョニーウォーカーダブルブラックを使用したロングカクテルでした。

ダブルブラックとレモネードのカクテルです。

ブラックラベルに対してカリラを多く使用していて力強いスモーキーさが楽しめるダブルブラックを60ml使用してレシピ的には1:2で作られていました。2ショット使用されているとは思えない程飲みやすい味わいでした。

最近はあの味をもう一度飲みたくて営業後に試行錯誤しております。
あの味はぜひ皆様にも飲んでいただきたいです!!

続いてラガヴーリン蒸留所

ラガヴーリンはカリラと打って変わって、施設見学がありませんでした。

貯蔵庫にて酒樽を眺めながら樽だし原酒カスクストレングスを試飲させていただくるものでした。

ツアー試飲用の樽から注いで楽しむなんとも贅沢な経験をさせて頂きました。

始めにアテンドしていただいたスタッフ様からも全てカスクストレングスなので無理せずとのお話がありました。カリラ蒸留所見学したのち午後からの見学だった為、酒量に覚悟決めて臨みました。まだ発売されていない試験的なテイストを試飲できました。

両手の取っ手がついた大きいストローのような器具にて樽から参加者の試飲分をスポイトの容量で吸い上げる体験をさせて頂きました。50〜60%の原酒が入った樽の中を吸うのはそれだけで酔っぱらえそうでした。

ラガヴーリンはかなりチャレンジングな仕込みが多かった印象です。

個人的に一番印象に残っているのが、ラガヴーリン16年にも使用されているシェリー樽で
17年熟成させたものでした。その他、ボルドーワイン樽の12年などがありましたが、個人的にはラガヴーリンでなくてもいいかなという印象を受けました。

アイラ島は北海道より北に位置してる為、冬のアイラ島の海辺で潮風香る氷点下の中でカスクストレングスを試飲することは今後ないかもしれないですね…

ツアー参加者がアウターを着込んで震えながら試飲している中、アテンドしてくださったスタッフさんが終始半袖で解説していたのが驚愕でした。

ツアーに参加していたイギリスの方にこっちの方は冬場に半袖は多いのか尋ねたところ、あの人は特殊だと驚いておられました。

研修旅行で滞在中現地の方やイギリスの方と関わらせて頂きましたが、蒸留所に見学に来ているだけあって拙い英語ではありましたが言葉の壁を超えて通じ合えるものがあると感じました。

お酒の楽しみ方やお酒が伴う場でのノリなども日本と近いものを感じました。

実際研修中英語より日本語を話していた時間が多かった気がします…

市内のパブ巡りや現地での食事など語りたいことはまだまだありますが、かなり長くなってしまったのでこの辺に留めておきます。

この続きは是非店舗でお会いさせていただいた時に取っておくことにします!

現地で限定ボトルを購入して参りましたので、ご興味がある方はご来店お待ちしております。

風邪が流行る季節ですので皆様どうか何卒ご自愛くださいませ。
皆様とお会いできることを楽しみにしております。

Ownway 金澤