皆さま、お久しぶりです、溝の口店の大友です。
今年も猛暑が続いてますね。この暑さで夏バテや夏風邪に悩まれている方も多いのではないでしょうか。私は職場まで10分かからないところに住んでいるのですが、その僅かな時間の出勤でもへとへとに…。健康には気を使っておりますが、この暑さばかりはどうにもなりません。皆さま、水分補給や体調管理には、十分お気をつけください。
さて、最近読んだ本に「健康になる技術」というものがあります。タイトルの通り、健康的な身体でいるための生活習慣作りについて書かれた本です。研究結果などの科学的根拠に基づいた健康に関する知識がまとめられています。
サプリメントやプロバイオティクスに手を出しがちな私ですが、今いちど科学的な見地から健康を見直そうと手に取った本です。もちろん、アルコール摂取についてもまとめられています。意外だったのが「飲むお酒の種類で健康への影響はそれほど変わらない」ということです。
なんとなくワインが健康に良さそうだったり、ビールが体に悪いイメージはありますよね。
でも、実際にはそうした主張を支持する科学的な証拠は少ないようです。
ワインに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があり、そのおかげで動脈硬化などを予防できると考えられていましたが、実際にそれによって病気の発症を予防できるという研究結果はないとのこと。
また、ビールは確かに他のアルコール飲料よりプリン体が多く含まれるようですが、日本酒を飲んでいたグループと比較しても、高尿酸血症の発症率はほぼ同様。結局アルコール摂取量が多い人ほど発症率が高いという結果のようです。
うーん、これはお酒好きにとって嬉しい事実か否か…。私が想像する限りでは、じゃあお酒を控えよう、という方より、それなら気にしなくてもいいかというお客様の方が多そうです(笑)
ただ、お酒の嗜好によって、一緒に食べる食品には差があるようで、ワイン愛好家は、ビール愛好家より野菜や果物を好み、赤身肉や油で揚げた肉の摂取量が低く、より健康的なものを食べる傾向があるみたいです。確かに、そのようなイメージはありますね。
お酒の摂取量も大事ですが、「何を一緒に食べるか」も意識する必要があるようです。つまみには、野菜や魚、ナッツなどのいわゆる健康的な食品を選択することが推奨されています。
まあ、これも難しい問題です。
ビールやハイボールに、ちょっとジャンクなつまみを合わせるのがお好きな方は少なくないでしょう。私もその内の一人です(笑)
また、グラスの選択も重要で、容量の少ない、背が高くて細いグラスがアルコールの過剰摂取を防ぐのに役立つそうです。人はグラスの高さに着目しますが、横幅への注意を払いにくいという研究結果があり、実際、バーテンダーを対象にした実験でも、同じ量を入れるように頼んでも、細長いグラスより背が低く横幅の広いグラスの方が多く注いでしまうとのこと。今度試してみようかな?
結局のところ、古くから言われている「お酒はほどほどに」ということなのでしょう。やはり休肝日は設けた方が良いようですが、健康的な摂取量というのも個人差が大きいようです。
年を重ねるごとに、私も健康のありがたみを実感してきました。この暑い夏を乗り切るためにも、健康を意識した生活を続けていきましょう!
大友