桜が散り、暖かい春がやってきました。
そして夏へと向かってくる季節!
冬眠から目覚めた動物のようにわくわくするのは私だけでしょうか。
3月より昼夜逆転の生活デビューし、
暖かいひだまりの中、自転車を走らせて出勤していると、太陽の光が眩しくてわくわくではなく、顔を曇らせて自転車をこいでいました。
買い出しのため、自転車を止めながらまわりに目を向けると芽吹いてた木々やツツジの花。
深呼吸すると、春の匂いで何か懐かしさと新しい風が体に吹きこまれるような新鮮さを感じました。
四季折々の変化を年々感じずらくなったなと感じるのは、子どもの頃のように暑くても寒くても走り回らなくなったからかなぁと、遊び心がなくなってしまったのかと少し切なくなります。
ほんの少し意識して景色を眺めたり、耳を澄ましたりするとその時、その季節にしか感じられない色覚や匂いも感じられ、なんだか少し得をした気持ちになりました。
バーカウンターは365日同じですが、働き手の出す音、ボトルのラインナップ、全てが同じはありません。
お客様もその日の気持ちで飲みたいものも違ったり、静かに飲まれたい時もあれば陽気に飲みたい時もあるかと思います。
いつもかわらないバーという空間の中に季節の彩りを感じていただけるようなおもてなしができるように常日頃から感じる力を備えられるようにしていけたらと思います。
又、今まで気付けなかったことに季節を感じるように心も感じたいと思います。
そっけいない態度でたくさんの優しさをくれている人に気づかなかったり、いつも大丈夫と言っている人の心のつらさに気づかなかったり。
つい、自分がよかれとおもっていることを中心に考えてしまいがちで違う思いをもつ人がいることを自然があたえてくれた心地よいあたたかさをまとえるようになれたらと思います。
時代屋たまプラーザ店 尾形