『和寒』(北海道)
『わっさむ』と読みます。
北海道はアイヌ語を語源とした地名が多く存在し、変わった名前が多いことから地名マニアたちに人気があります
『ワットサム』(アイヌ語でニレの木の傍ら)が訛ったもので、この土地にニレの木が多かったことから命名、漢字に当てはめてこう読むようになりました。
気温が低く寒い町としてニュースによく取り上げられ、偶然にも日本語のダジャレとかかってしまった地名です。
『県』(栃木県)
これで『あがた』と読みます。
知られざる訓読みですね。
住所にすると『栃木県足利市県町』となります。
市、県、町が真横に並ぶ地名のフルコース。地名好きにはたまらない町です。
『埼玉』(埼玉県)
『さいたま』ではなく、これで『さきたま』と読みます。
『埼玉県』の発祥の地で、もともと『さきたま』と呼ばれていたのが平安時代に『さいたま』になり、今日の呼び名になったとの事。埼玉県内でもこの字を使って『さきたま』と呼ぶ場所が他にもいくつかあり『さいたま』と命名されるよりも歴史の古いことを表します。
ちなみに村役場の所在地は『埼玉県北埼玉郡埼玉村大字埼玉』。すごく埼玉な場所にあります。
『金持』(鳥取県)
鳥取県にあります『かもち』と読む、なんとも縁起のいい地名です。
金運開運にご利益のある『金持神社』は大勢の宝くじの参拝客が押し寄せる、人気の観光スポットとして知られています。
『熊野』(和歌山県)
『いや』と読みます。日本で2番目に多い苗字である『鈴木』さんの名前の発祥の地として知られています。熊野信仰を広げる人たちが鈴木を名乗り、全国に広まった末、今日の大姓、鈴木さんになったといわれています。
いかがでしたでしょうか?
難読たる所以、愛着が湧いてしまうのは私だけでしょうか?笑
何かと忙しい春の時期ではありますが、ご自愛上、良いお酒の一時をお楽しみくださいませ。
出典:和寒町 総務課、足利市ホームページ