「サカバノススメ」

「酒場」と呼ばれる所、あなたにはどんなイメージがありますか?

ながしの演歌歌手の弾き語りを聞きながら焼き鳥をつまみに日本酒をのんだりする場所とか、夜景の綺麗なホテルのバーで好きな女性を射止めるために「君の瞳に乾杯!」などと言いひとりでウットリしながら(寒く重い空気に気がつかない・・・)飲んだりする場所とか、昼間っからカウボーイハットの男達が店で撃ち合いをはじめたりしてとてもじゃないが飲んでる場合じゃない所とか・・・。

どれも極小数ですがそんなお店も「酒場」といえます。(撃ち合いをしてる所はないかもしれませんが・・・。)

私もこの仕事をはじめてからオフのときにはふらっと「酒場」を探して街に出ます。「酒場」と呼ばれる所、先ほどあげた以上に様々な形態(スタイル)があります。居酒屋にワインバー・レストランバー・ショットバー・カフェバー・DJバー・クラブ(ディスコ)・スナックにパブとたくさんあります。なかにはファミレスやラーメン屋も酒場化してるところもあります。なかでも私はよくショットバーのほうによくいきます、もちろんTPOに合わせて他の酒場にもいきますけど。

「ショットバー」とは!?ひとことではなかなかお答えできませんが、「ショットバー」にも様々な営業形態があります。たとえば普通に洋酒をバランスよく揃えている店など多いのですが、なかでもモルトウイスキーを専門に扱う店とかバーボン専門でアメリカンテイストな店、焼酎専門のバーまたはグラッパやテキーラ・カルヴァドス・ベルギービールなど専門に扱っている店もあります。

さすがに専門のジャンルがある店ではバーテンダーもそのジャンルに対して知識は広く詳しいので私も飲みにいって学ぶことが多いです。

そのようにお店もそれぞれ個性があって面白いものです、そしてなにより店の個性・酒の味を引き立てるもの・・・

お酒を提供するバーテンダーの個性・パフォーマンスでもあるかと思います。

もちろんお店もそれぞれ違うようにバーテンダーも違います。さきほどにも挙げましたが専門のジャンルをもっている店などはスタッフがそのジャンルがとても好きという方がおおく、説明にも熱があります、聞いてて面白いです。

お酒のこと以外にもお酒の知識はさることながら一度話始めたらオチがでるまで離してくれない落語家のような人、楽器の演奏をしてくれる人、手品やジャグリングを披露してくれる人、ダーツやチェスを教えてくれる人、雑学博士のような人、のみっぱなしでぜんぜんお酒をつくってくれない人、まったくしゃべらない人、まだまだきりがないほどたくさんでてきますがそれぞれ個性も違い得意とするものをもつ人も多いです。

そのとき酒場にいく理由は様々ありますが、私なんかはそんなバーテンダーに会いに飲みにいくことも楽しみの一つです。

そんな訳でふらっと酒場を探して街にでるのですが、都内にでるときなどよく一件目に寄ることのあるわりと付き合いの長い店があります。久しぶりに顔みせたりすると軽く怒られたりもしたりしますが、その日の私の飲物の注文をみてわかっているのか「今日はどこの店にいくの?」と行動を読まれていたりします、そして帰り際に私は「ではいってきます」と。

いままで何件か店を巡りましたが僕にとってこの店が一番落ち着くのかなぁとおもいます、ながくつき合えていけたらいいです。

たくさんある酒場のなかで自分にとってBESTな場所がひとつみつかるといいですね、私も微力ながらお手伝いしますよ。