余市蒸留所に到着するとすぐ蒸留所内の見学が始まりました。敷地は東京ドーム4個分の広さで大半は樽の貯蔵庫になっているそうです。

最初は乾燥棟の見学。

麦芽にピートを炊き込む作業が行われる場所です。

ガイドの方の説明に耳を傾けながら微かに感じるピート香を楽しんでいました。

蒸留棟

石炭直火蒸留製法という創業当初からの伝統を守り続けています。職人が石炭をくむ作業を実際に目にすることが出来ました。

当たり前ですが、かなりの熱気を感じ見学場所より近場で作業されている職人は更に熱気を感じていると思います。

作業一つ一つの大変さを実感しました。

糖化棟・醗酵棟

一般では見学禁止のもろみを作るタンク室の見学をさせて頂きました。もろみ特有の香りを堪能してきました。

貯蔵庫

今は見学用になっている1号貯蔵庫。以前は樽で熟成させていた事もあり、それを実感する香りを感じました。

原酒のテイスティング

数種類の原酒をテイスティングさせて頂きました。

樽熟成されていないものもあり、原酒を味わった後その原酒を合わせて自分だけの味をだしたりもしました。

目的の味をだそうと試行錯誤しましたが程遠い香り、味になりました。

原酒を合わせ想像した味を出す創造力ブレンダーの方には尊敬の念を抱かずにはいられません。

幾つもの工程を経て私たちに届けられるウイスキーをより一層大切に扱い続けていきたいです。

以上で余市蒸留所見学記を終わります。

貴重な体験を味わう事が出来ると思いますので機会がありましたら一度訪れてみる事をお薦めします。

最後までお付き合いありがとうございました。

平成21年6月3日
川崎店 小野　州麻（おの　くにお）

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