2018年3月4日(日)
「○○○が起きないです」
そんな一言から今回の旅行は始まった。
あぁ、スムーズには始まらないのね…
と思いつつ、電話。
しかも、携帯を替えたときに電話帳の一部が消えその子の番号が無い。LINE電話してみるものの、目覚ましで起きないやつが、LINE通話の着信で起きるわけが無い。
とりあえず、駅に向かおう。
残りのメンバーと落ち合い、対策を練りつつ朝マック。幸い、新幹線の時刻をずらしても大丈夫なチケットだ。だが、先に行くにしても、チケットは私が持っている。
そうだ、イマドキのコインロッカーは暗証番号で鍵をかけられるのでは?
皆で暗証番号付のコインロッカーを探し、チケットを保管。
旅に慣れてれば、もっと早く思い付いたかも知れないが、生憎、皆あまり旅をしたことが無い。
結局、時間に間に合ったメンバーも当初の新幹線には乗れないことに。
あぁ、この旅は苦労しそうだ。。。
予定時刻より1時間遅れで全員が合流。
京都に来たからにはお酒だけではなく、寺院も見たいとのメンバーの意見を受けて何箇所か回る予定を立てていたが、その日は二条城に行った時点で時計の針が16時を差そうとしていたので他の名所は断念して腹ごしらえのお店を探しながら、京都を散策。途中見つけた「お酒の美術館」にて、オールドボトルが1杯500円という、理解不能な価格設定に全員がテンションを上げ、まだ居たそうな空気はあったが、切り上げて夕食へ。
この日はお客様に勧めて頂いた「大原家」というお店に。鶏料理中心のお店で、勧めて貰ったときにはちゃんと確認しなかったのですが、席数16席の恐らくお一人で商いされている所でした。
予約も無く、4人で押し掛けてしまって大変申し訳なかったのですが、串焼きも水炊きも鶏ガラスープも、とても美味しかったです!特にガラスープ!一人暮らしで顆粒のガラスープなので(笑)丁寧に出汁をとられたスープが柔らかくとても美味しかったです。
お腹もふくれたので二手に分かれてバーへ。
我々が最初に向かったのはこれまたお客様に紹介頂いた、「ビートル酒場momo」元々、銀座でバーテンダーをされていた方が京都に出されたバーです。
京都は路地に入っていく様も惹かれるのですが、店に入る前から造りが凝っているお店が多くて感動しました。こちらのお店も螺旋状の階段をあがってフロアが広がる造りになっていて、その階段の前には引き戸が。開けただけではたどり着けない感じとか。店の門までに細い道が続く感じとか、もうたまりません(笑)が、ここのお店の外観とかまったく写真に収めてない!!
抜けてるにも程がある。。。
気を取り直して、レコードがかかるレトロな店内で、最初のオーダーは壁にも記載さてれいて、うちのお店でもよく出してるオールドスタイルのソルティドック。もう、1杯目はこれ、と紹介いただいた時から決めていました(笑)カクテルをもう1杯頂きながら、おすすめのバーをお伺いしました。
時間も押しているので、そそくさと退散(苦笑)
この後、momoのバーテンダーさんに紹介して頂いた、お店に行ったら、通常営業している日のはずなのに、お休み。扉には
「本日お休みさせていただきます」
残念。
次!
地理のわからない中、あっちでもない こっちでもないと迷いながら「バー 奥」へ。
文字通り、路地の奥にあるバーでした。
室内や、トイレまで造り込まれた(無関心そうな後輩が珍しくテンション高くなってました(笑))
「扉を開けたら異世界」
と言う空間がくどくなく、居心地のいい空間にまとまってるのが素晴らしいと思いました。
その後、もう一組と合流して木屋町でふらっと締めに一軒。「Bar C&D」へ。
正統派のオーセンティックな店内。
終売になったバーボンの多いお店。
マスターもとても話しやすい方で。
何故、京都にはこんなに古めのボトルが?
と不思議に思いながらも、ちゃっかり皆、終売銘柄を頂いてました(笑)
グダグダに始まった1日目はやっと終了!
でも、このグダグダをずるずると引きずることになろうとはこの時はあまり深く考えていなかった。。。
3月5日(月)
朝、7時半。早めの起床。
誰か起きるかなぁーと思っていたら、一人起きてきたので捕まえて、紹介してもらったラーメン屋へ。
※私の今回の旅行はひたすらご紹介いただいた場所へ行くことに徹しています(笑)
起きた時には辛うじて降り始めて無かった雨が、ホテルを出る頃には本降りになってきていて、もちろん傘など持ってきていない私達はホテルで傘を購入して、目的地へと向かった。
京都駅近くの5時からやっているラーメン屋さん「第一旭」到着したのは9時くらいでしたが、ほぼ満席。平日、大雨なのにすごいですね。
その後、一人で清水寺へ。と、言うのも昼に食事をしようとしてた湯豆腐料理屋の下見に。
が、雨。
かなり雨が強くなって来た。
行き交う人がいないくらいの雨。
昼くらいには一旦止み、なんとか全員で「湯豆腐奥丹」へ。
どうせ京都で湯豆腐いただくなら老舗っぽいとこで(独断)と言うことで。
コースは豆腐のコースのみ。
昔どうふ一通りとおきまり一通り
二人前ずつ注文。おきまりと昔どうふで、要は湯豆腐の豆腐のタイプが違うのですが、鍋にそれぞれの豆腐が入ってくると思っていたら、2種類を鍋にまとめてくださり、自分の前の鍋をつつけば2種類食べられるようにしてくれてました!
そういう注文が多いのかもしれませんが、細やかな気配りに感謝!
その後、清水寺でお土産を見てからまた、二手に別れます。私達は大阪府箕面市の箕面ビール直営タップルームへ。
この頃には落ち着いてた天気がまた悪化。今度は嵐のように風も強くなってきた。こ夜の心配をしつつ店内へ。
壁には各賞を取りまくった証が!!
圧巻ですねーー!!
何杯かいただいてるうちにピンバッチのガチャガチャを見つけ、一緒に行った子が、やり始めたら、うっかり3つ違うの出しちゃったので、コンプリートしよう(笑)と計6回回して全種類ゲット!1種類はお店の方がおまけしてくださいました(笑)
さぁ!次は大阪のバー巡り!
のはずが、雨も風も強く、電車も遅延(苦笑)
そもそもこれは、もう片方の組は来れるのか?
無事、合流して、大阪に来た第一の目的地、やはりお客様にご紹介頂いた「OTIS」へ。さすがに四人での来店なので一度電話。。。。。
出ない。
まさか。
事前にお客様がこのくらいの日にちで行くよと連絡してくださっていたのに?そんな。。。とりあえず、お店に行ってみよう。
エレベーターで上がらなきゃならなかったのですが、エレベーターが停止しない!
はい、決定ですね。本日休業ってやつですね。
メインイベント終了です(苦笑)
いや、もう1つ、お客様に紹介されたところが!!
駅挟んで反対側だし、お腹も空いたし、タクシーで近くまで行くことに。路地に入ったところにあったのですが、ここも臨時休業!!
もう、全員雨と休業の連続で、大分疲弊していましたが、最後もう1つだけ紹介してもらったところがあったので、最後の気力を振り絞って(笑)そのバーへ向かいました。
やっとたどり着いたところは東梅田の「ジムマッキュワンバー」ボウモア蒸留所ブランド・アンバサダーまで務めたジムマッキュワン氏に直々に名を頂きプロデュースされた店だとか。カウンターに立つバーテンダーさんは全国大会上位の常連さんと言う大変スペックの高いお店です。4人でお店にお邪魔してしまったにも関わらず、ものすごく良くしていただきましたが、私の携帯の充電が無く、写真が無くて申し訳ない。
あまりに楽しみすぎて、京都に帰る終電ギリギリ。
いや、むしろ過ぎていた(苦笑) 天候不良でダイヤが遅れていたので無事乗れました。不幸中の幸いです(笑)
そんなこんなで、ぐだぐだな2日目が終了していきました。
3月6日(火)
今日はいよいよ山崎蒸留所見学です!
ホテルをチェックアウトしてそのまま山崎へ。
今日は誰も寝坊しなくて良かった(笑)
時間通りに蒸留所に到着し、いざ、工場見学へ。全員、蒸留所見学は初めて。
水がキレイなところなだけあって、まず、建物の建っている周りは緑が多く、昨日の天気の悪さとは打って変わって晴天だったので、空気が澄んでいて気持ち良かったです。
見学ツアーは工程こそ頭に入っていますが、実際モノを見て、発酵の匂いがして、貯蔵庫のひんやりとした温度を感じると改めて、ウイスキー造りの歴史を実感させられました。
最後有料試飲のコーナーで、あまりに試飲し過ぎて、次の組の方がいらっしゃるくらい長居してしまいました(苦笑)
夕方くらいに京都へ戻ってきて、長いような短いような研修旅行は終了です!
とは言え、研修旅行とは言えないくらいグダグダだったし、色んなところ休業してたし、不甲斐なくてすいません。。。
いつもはくっついて行くだけだったのに、旅行慣れしてない私が先頭に立たなきゃならなかったのは本当に下の子に申し訳ないなって思ったし、今後の為にももっと、色んな所を回ろうと心に誓った飯塚でした。