1日目
13時頃に新横浜駅にて川崎店スタッフ2人と溝の口店マネージャーの大友さんと合流。
駅弁とビールを購入し、いざ新幹線へ!
7年前に新幹線の車内で食べて美味しかった記憶のある「崎陽軒のチャーハン弁当」をビールと一緒に堪能しつつ、車窓から覗く景色を観ていると旅行をしている実感が湧いて来ました。
そうこうしているうちに、静岡駅に到着。
ホテルのチェックインを早々に済まし、夕食のために予約している居酒屋さんに行くまで時間があった為、各自自由行動に。
私は個人的に気になっていたご当地グルメ、「わさび丼」を食べに行きました。
ん〜、わさびとビールが良く合います(笑)
この後の夕飯の居酒屋さんでも色々と食したのですが、長くなってしまうのでご来店時にお話させて頂きます。(写真は載せさせて頂きます)
腹拵えを済まし、次の日のことを考えてドーピングをしていざ、バー巡りの開始です!
1軒目 「BAR Le Refuge」
繁華街から外れた位置にあり、店内は暗めだが温かみのある照明が好印象のゆったりとした時間を過ごせるBARでした。
2軒目 「BAR mash」
L字型のロングカウンターで12席とテーブル1席のオーセンティックなBAR。1995年オープンだそうで、マスターの趣味なのか至る所に色々なオールドボトルが揃っていました。
照明やカウンターの色が時代屋と似ており、少し親しみを感じました。また、マスターが気さくなのも好印象。
3軒目 「BAR VINCENT」
こちらは、BAR mashさんのマスターに紹介して頂いたお店で、カウンターよりもテーブル席が多い3〜4人でも伺いやすいお店でした。メニューを見ると、オリジナルのモクテル(ノンアルコールカクテル)の種類も充実しており、ミクソロジーも取り入れている様なカクテルの作り方が印象的でした。カクテルを頼もうと思ったのですが、前々から気になっていたウイスキーを発見してしまい、結局ウイスキーにしてしまいました(笑)また静岡に立ち寄った際には今度こそカクテルを頼もうと決めました…汗
4軒目 「BAR OZ.」
1日目、時間的にも許容範囲的にも最後のBAR。こちらもBAR mashさんにご紹介頂いたお店。
1軒につき2杯までと決めて飲んでいましたが、初日最後のお店というのもあり、3杯飲んでしまいました(笑)。
お店の雰囲気は柔らかいが、マスターの職人気質な雰囲気が良い意味でちょっぴり緊張感を出す。個人的には好きな空気感でした。
締めの1杯に、メニューを見ていて気になった「わさびスカッシュ」をチョイス。摺り下ろしたてのわさびにジンを合わせるという初めての体験…酔った身体に良い気付け薬になりました(笑)。
わさびの刺激を受けたせいか、お腹が空いてしまい、最後の〆にラーメンを堪能しました。深夜にラーメンを食べるという背徳感を感じながら、研修旅行1日目は無事(?)終了しました。
2日目
午前中に起床し、先ずは腹拵えに静岡県内のみに展開しているファミリーレストラン「さわやか」へ向かいました。
ハンバーグステーキのランチを食し、バス停に向かう途中でお茶割り購入していざ静岡蒸留所へ!
JR静岡駅からバスに揺られて1時間ちょっとで静岡蒸留所に到着。
蒸留所の周りは自然が豊かで、道路を挟んですぐの場所にガイアフローの仕込み水となる阿部中河内川が流れています。
ウイスキーに使う仕込み水は敷地内にある井戸から地下水を汲み上げて使用しているそうです。
蒸留所内を見学させて頂きながら説明を聞いていて特に印象的だったのが、
- 使用している仕込み水は「中硬水」(参考までに山崎 硬度約90、余市 硬度約20)
- 稼働している蒸留器の一つが「薪直火」(スコットランドの蒸留所約130ヶ所のうち、直火蒸留をしている場所は約5ヶ所、日本国内は7ヶ所だが、薪での直火蒸留は恐らく世界で唯一だそう)
- もう一つは2012年に閉鎖された「メルシャン軽井沢蒸留所」で使用されていた蒸留器(閉鎖後にメルシャン軽井沢蒸留所で使われていた機材がオークションにかけられて、静岡蒸留所を運営しているガイアフローディスティリング株式会社が落札し、オーバーホール等をしたのち使用開始)
- 貯蔵庫の気温の寒暖差を大きくするために屋根に窓を付けている(気温の寒暖差を大きくする事により熟成スピードを上げている)
でした。
でした。また、蒸留する際に使用した冷却水は、敷地内にある池に一度溜めて温度を下げてから川に放流しているという、環境にも気を遣っているところも好印象ですね。
見学が終わり、有料試飲をし終わったので、静岡駅に向かうため静岡蒸留所を出発したが、乗車予定のバスがまさかの途中駅で終点だった事に肝を冷やしつつ、無事JR静岡駅に到着。
帰りの新幹線までまだ時間に余裕があった為、自由行動をして1件だけBARへ。(実は1日目に自分で調べて行きたかったBAR2件が両方ともお休みだったのです(笑))
大通りに面し、ガラス張りで開放感があってカジュアル寄りな雰囲気のBARだが、丁寧な仕事をしているのが好印象でした。
女性のオーナーバーテンダーさんで、元々は都内の新橋周辺で働いており、静岡に出店したそう。
時間があまり無かったので、夕食も兼ねて静岡おでんの美味しいお店をgravityさんで伺ったところ、駅の敷地内のお店を紹介して頂いたので急いで向かいました(笑)
手短に静岡おでんを堪能し、お土産を購入してから他のメンバーと合流したのち、新幹線に乗り込んで静岡駅を後にしたのでした。
今回の研修旅行では、まだ訪れた事の無い新しい蒸留所に行けたという事と、初めて見る世界的にも珍しい蒸留方法を見学出来たので、良い経験をさせて頂けたなと思いました。
この経験を活かし、ご来店されたお客様で興味を持っている方々にお話して、日本の新しいウイスキーの認知度をどんどん広めていける様に努力していこうと思います。
川崎のバー時代屋オールドオーク 永瀬 徹